サムターンの回しのやり方、対策！カバーで防げる？覗き穴・ポストは要注意！

一昔前は泥棒が玄関から侵入する方法はピッキングが主流でした。

しかし、近年ではディンプルキーなど鍵の進化より、ピッキングが難しくなり、代わりサムターンを回して侵入する手口が用いられるようになりました。

そこで今回は、「そもそもサムターンって何？」「サムターンの防犯対策ができるの？」という方に向けて、サムターンの防犯対策について解説していきます。

安心して暮らせる家づくりの助けになれば幸いです。

サムターンとは？

まず最初にサムターンとは何かについて説明します。

そして、サムターンがどのような手口で突破されてしまうのか、その手口についても紹介していきます。

そもそもサムターンとは何か

扉の内側にある⭕️の部分をサムターンと言います。

サムターンとは、ドアの室内側についている、錠の開け閉めを行うために使う金具のこと。ドアを閉めたときサムターンのツマミを回すと、デッドボルト（かんぬき部分）が錠本体から飛び出し、デッドボルト（かんぬき部分）の先端がドア枠に取りつけたストライク（受座）にかかって施錠され、鍵を用いることなく戸締まりができます。

引用元：https://www.miwa-lock.co.jp/miwa_smartphone/tec/support/glossary/lock/2.html

このサムターンを扉の外側からドアの一部を破壊し、器具や手を使ってサムターンを回し、鍵を開錠し、室内に侵入することを「サムターン回し」と呼びます。

サムターン回しによる侵入が増加

鍵の性能が向上したことにより、ピッキングが難易度が上がったことにより、サムターン回しにより侵入が増加するようになりました。

昔はディスクシリンダーキーが玄関の鍵として一般的で、ピッキング言われる、鍵穴に専用の器具を入れてこじ開ける手口が主流でした。

現在は、ディンプルキーと言われる防犯性能の高い鍵が玄関などに使われるようになってきています。

しかし、ディンプルキーはピッキングに強い防犯性能を有していますが、一方、新たな手口として、「サムターン回し」が増えてきているのです。

サムターン回しを使った侵入手口

サムターン回しの手口として、以上の３点が挙げられます。

サムターン自体はシンプルな作りをしており、手や工具がサムターンに届いてさえしてしまえば、容易に開錠することが出来てしまいます。

近年の扉についているドアポスト防犯対策で中の様子が見えないようにカバーが付いていたり、サムターン回し対策で、返しがついていたりするようになりました。また、手や工具が届かないように、サムターンから遠い場所に設置されるようになってきています。しかし、古いタイプのドアはドアポストから手を入れて、サムターンに手が届くものもあるので注意が必要です。

ドアスコープを破壊して、その穴から棒のような工具を入れサムターンを回す手口もあります。ドアスコープは比較的脆く簡単に破壊されてしまいます。また、近年はストーカーなどの覗き被害の危険性など、防犯対策として、ドアスコープがないドアも増えてきています。

ドアに直接穴を開けて、サムターンを回す手口も存在します。他の２つに比べると、時間がかかり、騒音が出やすいので敬遠されがちですが、ピッキングに比べると難易度が低いため、被害は増えてきています。

サムターン回しの防犯対策

鍵の性能の向上に伴い、ピッキングによる侵入ではなく、サムターン回しが増えてきていることがわかった思います。

ここからはそのサムターン回しに合わないための防犯対策についてご紹介します。

サムターンカバー・サムターンロックを設置

最も簡単な方法がこちらです。サムターンに直接工具が触れられないようにカバーを取り付けるものです。

針金や工具を差し込んでサムターン回しをする手口に有効で、内側からは普段通りサムターンの使用が可能です。

値段も比較的安価で導入しやすいのでお勧めです。

防犯サムターンに交換する

一般的なサムターンはつまみを回転させるだけなので、工具が届けば簡単に解錠されてしまいますが、防犯性能の高いサムターンに交換することで、防犯対策をとることが出来ます。

サムターンの交換は自分でも可能ですが、サイズが合う合わないがあるので、自信のない方は鍵業者へ相談することをお勧めします。

こちらから相談可能です！

防犯サムターンです、指先や棒などで開けようとしても開かない鍵や、サムターンを引っ張ることで空転させてることができる、防犯性能の高い鍵です。

1ドア2ロックで侵入に時間をかけさせる

サムターン回しをされても、別の鍵もセットしておけば2段階で防犯できるという対策です。

泥棒は侵入に時間をかけることを嫌います。仮に１つ目の鍵を破られたとしても、２つ目の鍵がある場合、さらに侵入に時間を掛けさせることができるため、防犯対策に効果的です。

補助錠の取り付けは自分で簡単にできるため、おすすめの防犯対策です。

サムターン回し対策のグッズは１００均でも買えるのか？

ダイソーやセリアなどの店舗を見てみましたが、サムターンカバーは売ってなさそうでした。オンラインショップでも見てみましたが、取り扱いはないようです。

しかし、以前はダイソーで買えたという情報があるため、今後、重要が高まればまた、販売する可能性もあります。

まとめ

今回はサムターン回しについてご紹介させていただきました。

ディンプルキーのように防犯性能の高い鍵が主流になってきている一方、サムターン回しのような新たな手口も出てきているのが、実情です。

防犯対策はその時代にあった対策でなければ意味がありません。

そして、今回ご紹介したように、カバーをつけるだけで対策ができたりと、簡単にできることもあるため、まず出来ることから対策していくことが重要です。

この他にも、防犯対策についてこちらの記事でまとめてますので、ご覧ください。